板金工事

屋根板金とは

屋根板金とは

屋根板金とは、金属屋根材、雨樋などに使用されている金属の施工をすることです。主に、屋根を留めている金属部分のことを指し、各頂点を結んだ線上にあたる場合が多いです。
屋根・建物の形状に合わせて金属を曲げたり、延ばしたりして加工するので、施工には職人の熟練した技術、経験を必要とします。この板金がしっかりしていないと、雨漏りをしてしまったり、屋根材が風で飛んでしまったりしてしまいます。
また、屋根や雨樋は建物の景観にも関わる部分ですので、仕上がりのきれいさも要求され、繊細な技術、細やかな気配りも要求されます。

屋根板金修理を気にするのはどんな時?

屋根のこと、普段から気にされている方は少ないと思います。とは言っても、屋根は建物の一番上にあり、雨・雪・風・陽射しといったあらゆる自然からの影響にさらされ続けながら、住宅を守ってくれるものです。
いつまでも安心して暮らせる住まいを維持するために、定期的にチェックすることをおすすめします。

屋根のチェック項目

天井のシミ・雨漏り

天井のシミや雨漏りを発見して、屋根の修理リフォームを考える方がほとんどだと思います。天井のシミは意外と気づかないケースが多く、雨漏りが発生した時点では、屋根材だけではなく他の箇所も傷みが発生している可能性が高いです。天井や壁との境目などに変色が見られたら、一度屋根の専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

色あせ・カビ・コケ

屋根材の表面をチェックしてみて、色あせや色むらが見られる場合は、まだ初期段階ですが気をつけた方が良いでしょう。雨風や経年による劣化は避けられませんが、そのままにしておくとカビ・コケが発生します。そうすると屋根の水はけが悪くなり、雨水がたまりやすく、積雪が留まりやすくなり、劣化が進んで雨漏りにつながる場合があります。

釘のさび・波うち

板金と屋根材は、基本的に釘を使って固定されます。この釘がさびたりゆるんだりしてしまうと、板金と屋根の間にすき間ができてしまい、雨水や細かなゴミが入り込む原因になります。雨風の影響も受けやすいので、そのままにしておくと屋根材や板金の落下の危険性もあります。さびやゆるみが初期の段階であれば、比較的簡単に修理することができますので、早めに専門業者に相談しましょう。

ひび・割れ・ずれ

屋根材は自然からの影響や経年での劣化のほか、強風によって飛ばされてきたものが衝突したり、アンテナが倒れて損傷したりといったことが原因で、ひび・割れ・ずれが生じる場合があります。そうなると当然雨漏りにつながりますので、早急な修理が必要です。台風や、強風の後などには、屋根の表面をチェックすることをおすすめします。

屋根板金工事の流れ(棟板金工事の場合)

屋根板金工事の流れ(棟板金工事の場合)

STEP.1 現地調査・状況確認

STEP.2 痛んだ板金の撤去

STEP.3 釘穴の補修

STEP.4 貫板の交換・設置

STEP.5 新たな棟板金の設置・完了