屋根リフォームの種類

リフォームを検討するにあたって、近隣の住宅やお知り合いお宅などでリフォームされ建物を見て「自分の家もこうしたい」と思う方も多いかと思います。ですが、他の建物とご自分の建物を比較してみてください。構造的な問題、立地的な問題、生活的な問題、などなど他のお宅と比較して決断しなければなりません。家を購入する時ほどの予算はかかりませんが、それでも大きな費用を要します。 安易に「家も同じようにリフォームして」なんて簡単に見積依頼、契約発注すること事はオススメ出来ません。 リフォームを検討されてからのやるべき事をクリアして納得した上で、見積依頼をお願いした方が良いでしょう。

リフォーム計画をたてる

どのようなリフォームを検討するかを決めることが重要です。外装工事全体なのか?内装や設備も希望するのか?プランを決めてから着手しないと追加工事が増えて予算をオーバーしてしまう事もあります。 今回は屋根リフォームのみに要点を絞って解説します。

  1. 現在の建物の状況を把握する ・建物の築年数と使用されている屋根材の確認。現在の屋根の状況確認。 葺き替え工事かカバー工法が可能なのかを判断することが出来ます。
  2. 将来の生活環境を予測する リフォーム後何年先まで住む予定か?将来的にお子様との同居を希望されているのか? 5年後・10年後・15年後の予測ある程度たてないとリフォームが無駄になってしまう場合もあります。
  3. 現在の家計状況を把握する ・30年前後の住宅ローンを組まれている方が多いかと思います。住宅ローンとリフォーム費用のダブルパンチで家計に負担が生じないかを確認の上リフォーム予算を決めてください。 

屋根リフォームのプラン選択

まずは葺き替え工事かカバー工法かをきめる。築年数によっては葺き替え工事をお勧めします。屋根の下地材などの状況で補強工事が必要な場合や構造的に重量屋根では耐えられない可能性があるからです。

  葺き替え工事 カバー工法        
瓦屋根 ×        

スレート屋

(カラーベスト)

       
金属屋根        
シングル屋根        

葺き替え工事のメリット、デメリット

  • メリット 葺き替え工事は屋根材を全て撤去し新設します。従って普段見ることの出来ない下地や屋根裏の状況確認が出来補強や補修することが出来ます。瓦屋根やスレート屋から軽量金属屋根へ葺き替えれば屋根の軽量化と共に地震による建物の負担も軽減されます。屋根の裏側と表面側がともに新設されるためリフォーム後は長期に渡り安心出来ます。

デメリット 費用や工期の問題点が挙げられます。屋根材の撤去費用と別に処分費が加算されます。施工される地域や業者、又は廃材の種類によって異なります。アスベスト入りの廃材処理費は高価な場合もあるかと思います。(地域によっては他県の処分場に配送する運搬費も含まれている場合もあるため)また、工期が少し長く時期によっては不安な生活環境がしいられます。既存の屋根を撤去後、速やかに野地板張りやルーフィング敷き(防水シート)迄工程が進めば良いのですが場合よっては極稀に屋根の下地が無い状態で一晩過ごさなければならない事もあり得ます。

カバー工法のメリット、デメリット

  • メリット カバー工法は既存の屋根材はそのままで新しい屋根材を葺く工法です。棟などの役物だけを撤去しますが、屋根本体の撤去処理費が軽減されます。屋根の撤去工事と下地工事の工程が減るため工期が短縮されます。屋根がある状態なので安心して通常生活が送れます。既存の屋根を新しい屋根がラッピングする感じになるので遮熱断熱性高まります。
  • デメリット 屋根が二重構造になる為屋根の重量は増します。そのため軽量屋根を選ぶ必要があります。 リフォーム後に長期間住み続けるのであれば良いですが、将来的に建て替える場合は、解体費用が増額する事も考慮して置いて下さい。 家族構成によっては近い将来2世帯住宅を考えているのであらば慎重に決断してください。

カバー工法でも2つの選択肢があります。①既存の屋根材の上に金属屋根材を上葺きする工法 ②既存の屋根材の上に野地板を張り金属屋根材を葺く工法 スタンダードで安価を求めるのであれば金属屋根材を直葺きです。 屋根全体の強度と断熱性を求めるのであれば野地板(合板)を敷き金属屋根材を葺く工法が良いかと思います。しかしこの場合は野地板の費用か加算され、屋根の重量も重くなります。 この問題を解決する場合、断熱材付金属屋根材を選択する方も多いです。野地板を使用するより安価で軽量屋根になります。

屋根材の種類選択

  • 瓦屋根 和瓦や洋瓦(モダン瓦)や平板瓦などがあります。 既存の屋根が瓦屋根で同等の瓦材で仕上げを希望される方は、建物の築年数と構造的な強度を確認したうえで補強が必要であれば補強工事を行えば安心でしょう。『屋根補強と耐震壁補強(柱や筋かい、基礎にひび割れが有れば補強)』
  • スレート屋・カラーベスト 平板のスレート材です。最近カラーベスト材はアスベストが使用されていない為に以前のアスベストを含んだ製品よりもほんの少し厚みが増しましたが強度弱く寿命も短いです。施工作業時ですら慎重に歩かないとすぐにヒビが入ってしまいます。 カラーベスト屋根からカラーベスト材のカバー工法はオススメ出来ません。既存の屋根のうえに野地板張りをしてから新しいカラーベスト材を葺く施工方法になるので屋根の重量が2倍になってしまいます。ですのでカラーベスト屋根からカラーベスト屋根仕上を希望場合は、カバー工法ではなく、葺き替え工事をお勧めします。

金属屋根 横葺き立葺きが基本です。屋根勾配が緩い屋根は立葺きとなります。種類や多彩の色種類がありガルバリウム鋼板を使用しており錆びに強く1枚が長尺でビス止めしますので強度が高く強風による災害にも強い屋根材です。対応年数も長く新築はもちろんカバー工法に最適です。カバー工法は金属屋根が原点でカバー工法は金属屋根1択なのです! 金属屋根は断熱性や遮音性にかけるイメージ強いが裏張り断熱が使用されている製品を選択すれば解消出来ます。

屋根リフォームを検討中だけど・・・・

検討中だけどそんなに長期間住まないかもしれない? もしかしたら近い将来2世帯住宅に建て替えるかも? 跡取りがいないので見栄えが良ければ?等々の方々もいらっしゃいます。また、定期的に屋根の色を変えたい方もいらっしゃいます。その様な方は屋根塗装工事をお勧めします。 屋根の葺き替え工事やカバー工法は長期間先を見据えた場合の選択肢です。